【1999年10月】
ヤマハのマジェスティ、スズキのスカイウェイブ、ホンダのフォーサイト。
この年は各社ビッグスクーターが出揃い、激しく戦っていた。そんな中、ホンダが「NSS(ニュースポーツスクーター)」コンセプトのビッグスクーターをモーターショーで発表。
【2000年3月】
そして、発表された翌年の3月には早くも販売が開始。正式名はイタリア語で「元気」などを意味する「FORZA(フォルツァ)」。ホンダ第4の「F」の誕生だ。
フォルツァは、先に発売されたフォーサイトのエンジンや部品をベースに開発。スポーティなカウリング、スポーツカーのようなテールランプ、タコメーターを備えた4連式メーターなど、まさに「ニュースポーツスクーター」のコンセプトを具現した造りになっている。
外見だけでなく、前13インチタイヤ、吸・排気のチューン、ハイパーベルコンシステムなどにより、ベースのフォーサイトよりもスポーティな走りが可能だ。
【2000年8月】
発売された同年の8月には、ABS、アイドリングストップ機構、ハイマウントストップランプ、ステンレスマフラーガード&メッキマフラーエンドキャップ、アクセサリー電源ソケット、メッキフロントトランクボックスノブ、シルバーペイントホイールなどを追加装備した「フォルツァS」を発売。カラーバリエーションに新色の黒(ピュアブラック)が追加された。
なお、アイドリングストップ機構や、アクセサリー電源ソケットは、ビッグスクーター初の先進装備。
【2001年3月】
ボディ同色のトップボックスを標準装備したTタイプを追加(2万円高)。
カラーバリエーションは、赤(キャンディグローリーレッド)がなくなり、新色の金(サイバーゴールド)が追加された。さらに4色のカラーオーダープランを設定(2万円高、Tタイプには設定なし)。全8色という豊富なカラーバリエーションは凄い。
【2002年3月】
マイナーチェンジにより、高級感のあるディンプルシート地の採用、ガソリンキャップをキー付きに変更、
メーターの文字盤をホワイトに変更、左側チケットボックスに着脱式の仕切りを採用など、細かな熟成が行われている。カラーバリエーションも変更された。
【2002年5月】
2002年型モデルのピュアブラックをベースに、シートおよびフロアパネルを特別色のモカベージュにしたツートーンモデル、フォルツァスペシャルを1000台限定発売。
【2003年3月】
フォルツァにメーカーカスタム仕様のType
Xが登場。ノーマルフォルツァを基本に、ショートスクリーン、メッキパイプハンドル、タンデムバックレスト、ブルーヘッドライト、メッキサイドスタンドなど、カスタム定番アイテムを標準装備。カラーバリエーションも変更された。
【2003年7月】
フォルツァType Xのハンドルやリアグリップ、足回りやエンジン回りをブラック塗装し、同じくブラックの車体に、マルチグラデーションストライプ(ファイアパターン)のグラフィックを採用した、フォルツァType
Xスペシャルを1000台限定発売。
【2004年3月】
フォルツァ(BA-MF08)へフルモデルチェンジ。
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